Arduino ワークショップ で使った WS Logger Sheld

名古屋の ファブリケーションスペース である、 Maker Lab Nagoya で だいたい毎月 Arduino ワークショップをやっています。

そこで Arduinoでいろなことができるシールドを作ったので紹介します。

Maker Lab Nagoya (以降 MLN)の紹介はまた今度ゆっくりいたしましょう。
直接聞いて頂いた方が早いかもしれません。

Arduino ワークショップは もともとあまり認知度の低かった MLNをもっと広く知ってもらおうという事で始めた企画ですが、 回を繰り返すうちに段々人が集まるようになり、 ちょっと一人の手では負えなくなりつつあったのですが、 そんな反響が嬉しくもあり、 ちょっと気合を入れてシールドを作ってみました。

WS Logger Sheld 裏面
WS Logger Sheld 裏面

 

このシールドでは色々なことが組み合わせで出来るようになっています。
機能の紹介をしましょう。

・アナログ温度センサー (MCP9700T)
・I2C接続 RTC (MCP7940M)
・I2C接続LCD (aitendo SPLC792-I2C)
・LCD用LED接続端子
・SPI接続MicroSDカード (ヒロセ DM3AT-SF-PEJM5)
・SPI接続用コネクタ
・プッシュボタンx1(割り込み対応)
・プッシュボタンx4(アナログ電圧)
・LEDx6(3本接続)
・アナログ入力端子x2
・PWM対応ブザー
・3.3Vレギュレーター実装パターン(切り替え端子付き)

ざっとこのような事ができます。

MicroSDカードスロットや、I2C接続液晶は面実装部品になるので、その周辺回路も面実装部品を使ってスペースと部品コストの削減をしています。

その他のプッシュボタン周辺や、LED周辺などは簡単にハンダ付けが出来るように、DIP部品を使えるパターンになっています。
しかし、部品コストの削減も狙えるように、DIP部品と面実装部品が両方乗るようなフットプリントになっています。

DIP部品と面実装部品が両方使えるフットプリントです
DIP部品と面実装部品が両方使えるフットプリントです

 

ただし、あとで作ってから気づいたのですが、 aitendo で売っている SPLC792-I2C を基板に接続すると何故かどのスレーブアドレスへの応答にもACKを返すようで、I2C接続の他のデバイスと通信できなくなってしまう現象に見舞われています。

液晶の不具合として修正されるといいのですが・・・
液晶とRTCが排他利用になるのは非常に痛い選択です。。。

こちらが回路図です。

回路図
回路図

実は 今年初めに配った回路とちょっと違っています。
コンデンサのパターンを忘れていたので空中実装されていたり、LEDの抵抗が変な配線担っているのを ちょこちょこと修正してお渡ししています;;

Version 2.0 では I2C接続の LCDを 秋月の300円液晶にも対応させようと思います。
16桁x2行 で バックライトも装備できるので できればこのまま使えるようになるといいのですが。。

“Arduino ワークショップ で使った WS Logger Sheld” への2件の返信

  1. >ただし、あとで作ってから気づいたのですが、
    >aitendo で売っている SPLC792-I2C を基板に接続すると
    >何故かどのスレーブアドレスへの応答にもACKを返すようで、
    >I2C接続の他のデバイスと通信できなくなってしまう現象に見舞われています。
    私も同じ現象に見舞われています・・。
    個体の不具合と思い込み、予備で確認しても同じ結果。
    せっかくバックライト付きで、安い液晶を入手できたのに残念すぎます。

    1. 私は半年くらいまえに購入したのが残っていたのですが、それらは全滅でしたorz
      ロットによって直ったりしないかな・・・と淡い期待を抱いているのですが。。

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