BBQ でバームクーヘンを作る装置を急ごしらえで作ったのを紹介します。 (2014年10月11日の記録)
MLNの ものづくり仲間とBBQをした際に 普通のBBQじゃツマラナイ という事で、炭火で焼くバームクーヘンを作りました。
BBQでバームクーヘンを作るのは、たまに前例があるものの、 焼けるまでに時間もかなりかかり、回し続けるのが非常に辛い作業のようです。
そこで、 電動で軸を回し、スピードコントロールも出来るように バームクーヘンを作る装置を作りました。
私は電気・電子・情報系なので、機構系はあまり得意ではありませんが、ざっくりこんな感じです。
バームクーヘンはできるだけ巨大にしたかったので、軸は工事現場の足場等で使う単管パイプです。
食品に接する部分なので、入念に食器用洗剤で洗い、サラダ油を塗って使用しました。
動力源はホームセンターで購入出来る一番安い電動ドライバーです。この時は二千円しない価格で購入できました。モーターにギヤがついて、18650セルまで入ってこの値段は驚きです。すべてを部品から購入するよりも圧倒的に安く調達できます。
ちなみに、この18650セルは 5Vの電圧がチャージされていました。。。 怖い・・・
電動ドライバーの軸はきっと横方向からの力を掛け続けるのは耐えられないだろう、という事で軸をベアリングで支えることにしました。 板に穴を開けてベアリングを埋め込んでいます。
板はグルーガンで留めましたが、十分な強度がありそうです。 アメリカンな感じですね。
完成したバームクーヘンの軸を回す装置です。
Arduino互換基板の Universalno を使ってスピードコントロールをしています。
可変抵抗をAnarogReadして、非常に大きな t の PWM で回しています。
この電動ドライバーはON/OFFのみの制御だったので、スイッチを入れっぱなしにし、外に引っ張ってきた電源部分をFETでコントロールしています。
BBQ 当日 本番
装置は整いました。 ここからはBBQです。 (BBQは 2014年 10月11日 に行われました。)
バームクーヘンの生地はホットケーキミックスを溶いて使いました。
しかし、配分の問題なのか膨らみが悪く、ちょっと硬い感じの生地になりました。
せっかく自作バームクーヘンなので着色料を使って虹色のバームクーヘンにしました!
最終的に シロノワールならぬ、 虹ノワール としてMLNの新名物が爆誕!
もっと大きなバームクーヘンになると期待していましたが、4時間頑張ってこのサイズでした。
もし電動で回さないで作っていたら、腱鞘炎になっていたかもしれません。
焼き方のコツとして、生地を塗る時は素早く回転させ、焼く時はじっくり回すとよく焼けるような感じでした。 みなさんもやってみて、ノウハウがあればぜひ教えてください。