Koshian用ピッチ変換基板 おかげ様で大好評頂きました。
しかし、基板パターンの1箇所に問題がありましたので、作り方の紹介と一緒に修正方法を案内させていただきます。
MakerFaireTokyo2015 お疲れ様でした。
MFTの感想など色々書きたいこともあるのですが、まずお詫びさせていただきます。
会場で大好評頂きました、Koshian用ピッチ変換基板 について、一部配線に誤りがありました。
mPRESSION の文字が読める向きに置いて、右下端のピン(基板の7番目)UART_RX が その上のピン(基板の8番目)AIO0 に繋がってしまっていました。
どちらも入力ピンとして使用され、ただちにチップ破損になる事はありませんが、ご不便・ご迷惑おかけしましたことをお詫びいたします。
なぜそうなってしまったのか、原因分析は次ページに記載します。
修正方法と一緒に、本基板の作り方を紹介させていただきます。
まず、修正のために、マスキングテープ または ポリイミドテープをご用意ください。
セロハンテープは耐熱温度が低いものがあり、はんだづけの際に溶ける可能性がありますので、
耐熱温度の高いテープをご使用ください。
クリアファイル等にマスキングテープを適量取り、図のように5mm角程度の四角の目印を書いておきます。
目印をカバーするように、大きくカッターの刃を当てます。
カッターで切れ目を入れたマスキングテープは、カッターの刃の先端や先の細いピンセットで簡単に剥がすことが出来ます。
これを写真の位置の角のピン1個分をまるまる覆うように貼り付けます。
ここで、覆うべき角のピンがギリギリになるようであれば、多少その隣のピンに被っても良いので覆うべきピンが見えないように貼り付けてください。
チョットでも接触面があれば、電気は容易に流れてしまいます。 安全側にマージンを取ってください。
マスキングテープの上から Koshian を載せ、マスキングテープを貼った 基板の7番目のピン 以外のピンをはんだづけします。
以下はもし、1.27mm ピッチのピンヘッダが手元にある場合、楽が出来る方法として紹介します。
1.27mm ピッチのピンヘッダを 3~5ピン x2 程度用意します。
ピンヘッダを上下端のピンにKoshian基板 ごと上から串刺しにします。
こうすることで、3次元の動きが制限され、完全にKoshian基板の位置が、正しい位置でピッチ変換基板に固定されます。
この状態で写真手前側の端子にはんだづけします。
なお、下図のようにピンヘッダを介して基板に接続する場合は、両角のピンのハンダ付けは不要です。
次ページに本問題がなぜ起きたか 説明いたします。